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そういえば、この前中平卓馬さんのドキュメントを観に久々の
シネマアートン下北沢を訪れた。

以前に来たのはもう大分前、ご友人である豊島圭介監督の映画で、
これまたご友人である中村靖日君が宇宙人役で全身緑色になって、
スクリーンの中を徘徊していた。

あれから時が経ち、豊島さんの映画は全国公開、
靖日君は「運命じゃない人」以来、映画にドラマにと
精力的に活動している。
三人出会った頃は、思いっきり下積み真っ最中だったが(笑)。

中平さんが提唱している「写真は図鑑である」という一言が、
もう何年も前に聞いたのに痛烈に脳に残っている。
一切の感情を持ち込まない写真が最も純粋な写真である、
というスタンスはまったくもって理解し難いとずっと思っていたけれど、
あの人の生き方を覗くと納得がいく。

70年代にアル中で倒れ記憶喪失になってから、
ショートホープの箱に今日撮ったものを赤ペンで書き付けていないと、
何も覚えていられない写真家。
記憶が、本当の意味で記録でしかない写真の数々。

カメラになってしまった男は多くのものを失っているはずなのに、
いつも自信に満ちあふれていて眩しい。

多分、馴染みの風景や毎日通る道すがらが、何時いかなる瞬間も
新しいからだろう。

それはとても素晴らしいこと。

カメラになるということ。
純粋であるということ。

色は緑。

20070130050623.jpg





追記:豊島圭介監督がオムニバスの一編を監督されている映画「ユメ十夜」
   http://www.yume-juya.jp/

   中村靖日君のブログ「日々記」
   http://yasuhi.blog11.fc2.com/
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